家庭用燃料電池「エネファーム」の新型機を発売します
平成29年2月16日
西部ガスは、平成29年4月1日から、パナソニック株式会社が製造する家庭用燃料電池「エネファーム」(以下、「エネファーム」(注1))の新型機を発売します。
新型機は、主要部品の改良などにより、希望小売価格が現行機よりも約7万円低価格の159万8千円(税別・設置工事費別)となりました(「停電時発電継続機能」(注2)内蔵機種で比較した場合)。また、連続発電時間について、現行機は最大22時間でしたが、基幹部品の高耐久化により、新型機は最大120時間の連続発電が可能となりました。
◎新型機の詳細は、下記資料「エネファーム新型機の仕様・外観について」をご参照願います
「エネファーム」は、その優れた環境性・経済性が高く評価されている家庭用コージェネレーションシステムです。弊社においても、平成21年6月の発売以来、積極的な普及に努めており、累計販売台数(設置ベース)は、8,074台に達しています。(平成29年1月末現在)
弊社では、今後も「エネファーム」のご提案を通じて、お客さまの快適な暮らしづくりに貢献していくとともに、省エネ・環境の保全などの社会的ニーズにお応えしてまいります。
注1 :「エネファーム」は、都市ガス(天然ガス)から取り出した水素と空気中の酸素を化学反応させて発電し、その際に出る熱も給湯に利用する家庭用コージェネレーションシステムです。
注2: 停電時に「エネファーム」が発電している場合、500W以下の電力を最長約8日間(192時間)、停電時専用コンセントを通じて電力を家庭内に供給することができます。ただし、停電時に、都市ガスと水道が供給されていることが必要です。
以上
「エネファーム」新型機の仕様・外観について
■パナソニック製(PEFC)
≪仕様概要≫
|
主な仕様 |
発売日 |
平成29年4月1日 |
性能 |
発電出力 |
200W〜700W |
定格発電効率 |
39.0%(LHV)(※1) |
定格総合効率 |
95.0%(LHV) |
貯湯タンク容量 |
140リットル |
寸法 |
燃料電池ユニット |
H1750mm×W400mm×D400mm |
貯湯ユニット |
H1750mm×W700mm×D400mm |
重量 |
燃料電池ユニット |
65Kg |
貯湯ユニット |
88Kg |
希望小売価格 (税別、設置工事費別) |
1,598,000円 |
≪外観≫
【主な特徴】
- 1.コストダウンの実現
主要部品の改良等により、希望小売価格は現行機より約7万円低い159万8千円となりました(「停電時発電継続機能」(※2)内蔵機種で比較した場合)。この希望小売価格は、弊社の販売する「エネファーム」全機種の中で最も低価格となります。
- 2.連続発電の延伸
現行機は、1日に1回起動・停止するため、連続発電時間が最大22時間でしたが、基幹部品の高耐久化により、新型機は最大120時間連続発電が可能となりました。発電回数も1回/日から2回/日(※3)と増加し、お客さまの生活パターンに合わせたより最適な発電も可能です。また、耐久時間も現行機の7万時間から9万時間に延伸しています。
- 3.災害対策機能を強化
新型機は「停電時発電継続機能」を標準装備。災害等で停電した際にも発電を継続し、停電時専用コンセントを通じてご家庭内で最大500Wの電気を利用できます。また、非常時や断水時に生活用水(飲料目的以外)として利用できるタンク内の水(お湯)の取り出しが容易になり、新型機では約30分での取り出しが可能となっています。さらに、現行機では「停電時発電継続機能」にて最長96時間の発電が可能でしたが、新型機は最長で192時間の発電継続が可能になりました。
- 4.BOS(Black Out Start:停電時始動)機能を内蔵
現行機は、停電時にエネファームが停止している場合は、外付けのオプション品と連携することで発電起動できますが、新型機は本体にBOS機能を内蔵。蓄電池等の市販の100V外部電源と接続することにより、停電時にエネファームが停止している場合でも起動し、発電が可能となりました。
- 5.設置スペースの奥行を縮小
メンテ面を側面に集約したことにより、設置スペースの奥行を従来の800oから600oまで縮小可能としました。設置スペースに制約のある住宅への設置も可能になっています。
- ■一次エネルギー利用効率の比較
発電所で電気をつくる時に発生する大量の熱は利用できずにやむなく捨てられています。
エネファームなら自宅で発電するので、排熱を有効に利用できエネルギーをムダなく使えます。
※出典:エネルギーの使用の合理化に関する法律
(エネファームの効率はパナソニック製における低位発電量基準(LHV))
<注釈>
- ※1 LHV(低位発熱量基準):燃料の持つ発熱量から、燃焼によって生じる水蒸気の潜熱を差し引いた発熱量
- ※2 停電時に「エネファーム」が発電している場合、500W以下の電力を最長約8日間(192時間)、停電時専用コンセントを通じて電力を家庭内に供給することができます。また、停電時に、都市ガスと水道が供給されていることが必要です。
- ※3 発電モード「手動発電」、「貯湯量発電」では、所定回数内に限り、1日で2回の発電が可能です。
以上