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福岡県知事公舎の家庭用燃料電池を更新し、
実証試験を継続して実施します

平成21年3月2日

 西部ガス株式会社は福岡水素エネルギー戦略会議と共同で、県知事公舎私邸での家庭用燃料電池を新型機へ更新し、実証試験を継続して実施します。
 知事公舎では、平成18年に全国で初めて家庭用燃料電池を設置し、予定していた2年間の実証試験を終了したことから、機種を更新し、さらに4年間、耐久性・性能等の実証を継続することとしました。
 当社は、引き続き、低炭素化社会の実現に向けて家庭用燃料電池「エネファーム」の実証試験に取り組んでまいります。
 なお、2年間の実証運転結果は、下記のとおりです。

1. 今後の実証試験の概要

(1)設置場所
福岡市中央区白金 福岡県知事公舎私邸部分
(2)設置機器
エネファーム(1kW級家庭用燃料電池コージェネレーションシステム)
(3)利用方法
発電した電気と発電時に発生した熱は、公舎内で使用する電気と湯として利用
(4)実証期間
平成21年3月1日〜平成25年3月31日(予定)
(5)設置者
西部ガス株式会社

2. 運転結果(集計期間:平成18年12月〜平成20年12月 約2年間)

  結果
運転(発電)時間 4,159時間
CO2排出削減率 24%
CO2排出削減量 714kg※

※約25本の杉の木が2年間に吸収するCO2の量に相当


≪ご参考≫

■更新機種(平成20年 荏原バラード製)の仕様

燃料 都市ガス 13A
発電出力 1kW(出力範囲300〜1000W)
総合効率 89%以上(LHV)
発電効率 37%以上(LHV)
排熱効率 52%以上(LHV)
寸法
(幅×奥行×高さ)
燃料電池ユニット  600mm × 450mm ×   900mm
貯湯ユニット    800mm × 450mm × 1,840mm

【知事公舎に設置したエネファーム】

知事公舎に設置したエネファーム
以上