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ひびきLNG(液化天然ガス)基地2号LNGタンクの屋根上げ作業完了について

平成25年1月17日

 弊社グループ会社の「ひびきエル・エヌ・ジー株式会社(※)」は、北九州市響灘地区において、平成26年11月の運用開始を目指して「ひびきLNG基地」の建設を進めています。
 本日、その建設過程における一つの工程として、建設中の2基の地上式LNGタンク(以下、LNGタンク)のうち1基(2号タンク)において、タンク底部で組み上げた屋根を空気の圧力で持ち上げる方法(エアレイジング方式)で上部まで浮上させる作業を行い、無事終了しました。

 「ひびきLNG基地」は、大型LNG船の受け入れが可能な桟橋設備や、2基のLNGタンクなどを主要設備とする大型LNG基地であり、北部九州における天然ガスの安定供給体制をより強固なものとし、低炭素社会の実現にも貢献するものとなります。
 建設中のLNGタンクは、外径が約83メートル、高さが約54メートル(完成時)となり、1基あたりの貯蔵能力は18万キロリットルと、一般のご家庭約40万件の年間の都市ガス使用量に相当するLNGを貯蔵することができます。

 西部ガスグループでは、今後も安全かつ安定的な天然ガスの供給に努めてまいります。

(※) 西部ガス(株)と九州電力(株)が共同で設立(出資比率は西部ガス90%・九州電力10%)し、ひびきLNG基地の建設・運営を行います

■エアレイジング概要

LNGタンクにブロアー(送風機)を設置し、タンク底部にある屋根(約1,200トン)の下に、送風ダクト(送風管)を通じて空気を送り込み、空気の圧力で屋根を約34メートル押し上げます。

≪説明図≫

説明図

■エアレイジングの様子

エアレイジングの様子

■ひびきLNG基地の概要

敷地面積 約32万5千m2
主要設備 地上式LNGタンク(18万kl×2基)、LNG気化器、
ローリ出荷設備、外航LNG船受入桟橋設備 等
運転開始 平成26年11月(予定)

≪完成イメージ図≫

完成イメージ図

以上