東浜LPG総合物流基地事業について

平成16年1月27日



 当社は、西部ガスエネルギー(株)と共同で、当社福北工場(福岡市東区東浜)の用地にLPG(液化石油ガス)の総合物流基地を建設します。本事業では、この物流基地を当社グループだけでなく他のLPG取扱事業者と共同で利用することにより、北部九州におけるLPG物流の効率化を推進するとともに、当社グループとしてLPG事業の拡充を図ります。



1.設備概要
  
 本物流基地は、以下の通り段階的に規模の拡大と機能の充実を図り、2次基地に3次基地を併設する総合物流基地として、年間150千トンを取り扱う西日本最大級の規模となります。
  
【第1期】 2次基地(中継基地)の建設
   2次基地は、1次基地から内航船で受入れたLPGを貯蔵して、LPGタンクローリーで3次基地およびオートガススタンド等へ年間95千トン程度、隣接地の3次基地へ配管で年間40千トン程度、また当社福北工場へ配管で年間15千トン程度を供給します。
 
主要設備受入設備 2基(既設:受入バース×2基)
  貯蔵設備 2基(既設:LPG貯槽3,000トン×1基、650トン×1基)
  出荷設備 4基(新設:LPGタンクローリーへの充填・出荷)
工事着手平成16年6月(予定)
事業開始平成17年4月(予定)

【第2期】 2次基地の増設および3次基地(容器充填所)の建設
   2次基地にLPG貯槽1基(900トン)を増設するとともに、3次基地の容器充填設備を新設し、平成17年10月を目途に、LPG容器への充填・出荷を開始します。
 なお、設備の詳細は現在検討中ですが、年間40千トン程度の出荷に対応する設備を計画しています。


  
  
2.事業形態
  
 基地の建設は、当社および西部ガスエネルギー(株)が行いますが、基地の運営は、当社、西部ガスエネルギー(株)および共同利用を行うLPG取扱事業者数社で共同出資する新会社2社を設立し、当該新会社で行います。
1.2次基地設備は当社で建設し、2次基地運営会社へ賃貸します。
2.3次基地設備は西部ガスエネルギー(株)で建設し、3次基地運営会社へ賃貸します。


3.運営会社の概要
(1)2次基地運営会社 
 1.社名福岡LPGターミナル(株) 
 2.設立平成16年4月(予定) 
 3.業務内容LPGの受入、貯蔵、払出に関する事業 
  (取扱量:約150千トン/年) 
 4.資本金20百万円 
 5.出資者西部ガス(株)35%(7百万円)
  西部ガスエネルギー(株)21%(4.2百万円)
  伊藤忠エネクス(株)19%(3.8百万円)
  新日本石油ガス(株)15%(3百万円)
  出光ガスアンドライフ(株)10%(2百万円)

(2)3次基地運営会社 
 1.社名(仮称)LPGセンター福岡(株) 
 2.設立平成16年11月(予定) 
 3.業務内容LPGの容器充填、出荷、配送 
  (取扱量:約40千トン/年) 
  ※ 資本金、出資者等については、現在協議中です。 


以上