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経済産業省「製品安全対策に係る
総点検結果のとりまとめ」公表を受けて

平成18年8月30日

 当社は、経済産業省から「パロマ工業株式会社製瞬間湯沸器の一酸化炭素中毒事故に関する調査と協力について」(7月14日)の要請を受けて以降、ガス機器メーカーだけでなくガス業界全体の問題であるとの認識を持って取り組んでまいりました。
 経済産業省が今月28日に、「製品安全対策に係る総点検結果のとりまとめ」を公表したことを受け、当社は経済産業省の指導に沿って、取りまとめに盛り込まれた対策を真摯に実施してまいります。
 当社は、今後もお客さまに安心して都市ガスをお使いいただけるよう、全力で取り組んでまいります。


1.パロマ工業(株)製瞬間湯沸器事故への対応

《 これまでの対応 》

  • ●当社で把握している当該機器の設置情報をパロマ側に提供
  • ●お客さまの安全を早期に確保する観点から、当該機器が設置されている情報があるお客さまの自主的な巡回・点検活動

巡回結果(平成18年8月29日17:00現在)

  対象総数 巡回結果
異常なし 異常あり 対象外 その他
福 岡 204 91 0 108 5 204
熊 本 75 46 1 27 1 75
佐世保 14 10 0 4 0 14
長 崎 19 11 0 8 0 19
島 原 2 1 0 1 0 2
北九州 28 13 0 15 0 28
342 172 1 163 6 342

※対象外は当該7機種以外の機種が設置されているもの(取替済など)
※その他は閉栓中3件、不在2件、拒否1件

《 「製品安全対策に係る総点検結果とりまとめ」を受けて 》

経済産業省の指導に沿って今後、お客さまへの安全周知を強化するほか、ガス消費機器調査の充実・徹底を図ってまいります。

  • ●不完全燃焼防止装置を備えていない半密閉式瞬間湯沸器については、お客さまへの安全周知を1年に1回行う
  • ●安全周知の内容については、過去に発生している事故の原因を踏まえたものとし、充実・徹底を図る
  • ●半密閉式ガス瞬間湯沸器(強制排気式に限る)のうち特定の機種については、ガス消費機器調査において、排気ファンの確実な作動を確認する等、点検を充実させる
  • ●半密閉式瞬間湯沸器、風呂釜の事故防止を喚起するチラシを作成し、今年9月から実施する「安心ガスライフ21」運動において配布し、お客さまにガスの安全使用を呼びかける(平成18年9月〜11月)

2.それ以外の対応

今回の総点検結果とりまとめを受けて今後、引き続き安全対策を強化し、お客さまのガス使用の安全確保に取り組んでまいります。

  • ●不完全燃焼防止装置を備えていない半密閉式「ガス風呂釜」への対策、 および「ガス器具の排気筒の設置不良等」への対策については、ガス消費機器に関する安全周知の際に、安全型ガス機器への取り替えや不完全燃焼ガス(一酸化炭素)の検知機能を持つ複合型ガス警報器の設置をお客さまにお勧めする
  • ●ガス消費機器事故報告については今後、ガス機器のメーカーや型式等の報告を行う
  • ●不完全燃焼防止装置を備えていないガス風呂釜や瞬間湯沸器について、安全型ガス機器への取替えキャンペーンを計画する

なお当社は、8月28日に経済産業省からパロマ工業(株)に消費生活用製品安全法に基づき出された瞬間湯沸器回収の緊急命令に対し、可能な限り協力・支援を行います。

以上