福岡水素エネルギー戦略会議と西部ガス株式会社は、知事公舎私邸としては全国で初めて、家庭用燃料電池の実証試験を開始します。
燃料電池システムを知事公舎に導入することで、水素エネルギー利用社会への理解増進を図るとともに、燃料電池システムの運転に関わる実証データを取得し、今後の研究開発に役立てます。
水素と酸素を反応させて発電する燃料電池システムは、発電と給湯を同時に行える分散型電源であり、二酸化炭素の排出削減に貢献する、環境にやさしいコージェネレーションシステムです。
燃料電池は天然ガスやLPG、灯油から取り出した水素と空気中の酸素を、水の電気分解と逆反応させて電気を発生させます。発電と同時に発生する熱もお湯として利用するため総合エネルギー効率が高く、地球温暖化の原因となっている二酸化炭素(CO2)の排出量を、従来システムに比べ大幅に(約30〜40%)削減することができます。
※総合効率(電力+熱) 燃料電池:87%
従来システム:40%
国は平成20年度以降からの家庭用燃料電池普及を目指し、全国の住宅等に家庭用 燃料電池を設置する「定置用燃料電池大規模実証事業」を展開しています。
燃 料 | 都市ガス(13A) |
---|---|
発電出力 | 1kW(出力範囲300〜1000W) |
総合効率 | 87%(LHV) 発電効率 37%(LHV) 排熱効率 50%(LHV) |
寸 法 (mm) |
燃料電池ユニット 幅800 × 奥375 × 高1,000 貯湯ユニット 幅850 × 奥510 × 高1,900 |