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大牟田市における
「LNGサテライト基地」建設計画について

平成20年9月3日

 西部ガス(株)は、福岡県大牟田市に「LNGサテライト基地※1」の建設を計画しており、今後、事業スキームや詳細設計の検討などを行っていきます。

 現在、当社グループは、エスジーケミカル(株)(大牟田市)でSNG(代替天然ガス※2)を製造し、パイプラインを通じて大牟田ガス(株)(大牟田市)および当社熊本地区のお客さまに都市ガスとして供給しています。
 これらの地区では今後も都市ガス需要の増加が想定されるため、設備能力の増強が必要となります。 また、大牟田ガス(株)の天然ガス化を行うことで、当社グループが供給する都市ガス原料は全て天然ガスとなり、ガスの均質化が図れるとともに、さらなる環境負荷の低減に寄与することが可能です。
 このようなことを総合的に検討した結果、当社では、エスジーケミカル(株)のSNG製造設備に代わる「LNGサテライト基地」を建設し、都市ガス供給体制の基盤強化を図ることとしたものです。

<「LNGサテライト基地」建設計画の概要>

1. 建設予定地
福岡県大牟田市新港町
2. 建設概要
・LNG取扱量 約5万トン/年規模のサテライト設備
(LNG貯槽、ローリ受入設備、LNG気化器 等)
・延伸導管 約4km(サテライト基地 〜 既設パイプライン)
3. 建 設 費
約30億円
4. 着 工
平成21年度(予定)
5. 運転開始
平成23年度(予定)
※1 LNGサテライト基地
LNG受入基地(一次基地)からタンクローリで輸送されてきたLNGを受け入れて 貯蔵し、需要に応じて気化して都市ガスを供給する基地(二次基地)。 西部ガスでは、熊本工場、佐世保工場、島原製造所がこの方式を採用している。
※2 SNG(Substitute Natural Gas:代替天然ガス)
LPGなどの炭化水素原料から製造されたガスで、性状が天然ガスとほぼ等しいガス
以上