

| 天然ガスは、太古、動物や植物が海の底に沈み、泥の中に埋もれているうちに、地熱や大きな圧力を受けて、徐々に分解してできたものといわれており、メタンを主成分とする熱量の高いエネルギーです。産地でマイナス162℃に冷却して液化された天然ガスは、LNG(Liquefied Natural Gas)と呼ばれ、ガス体のときの600分の1の体積になるという、輸送・貯蔵の面でもすぐれた特性を持っています。 また天然ガスは、生ガス中毒の原因となる一酸化炭素を含んでいませんし、液化の過程で、硫黄分などの不純物も取り除かれていますので、極めてクリーンで安全なエネルギーといえます。 | ![]() 気化するLNG |
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| 天然ガスの埋蔵量は、全世界で約179兆m3(2004年現在)が確認されています。 可採年数(確認埋蔵量÷年間生産量)は約67年と、石油に比べて長く、しかも新しいガス田が次々と発見されています。中東地域に偏在している石油とは異なり、産出国も世界各地に広く分布しています。 また、天然ガスの輸入は、長期契約に基づき、液化から輸送・受け入れまで一貫したプロジェクトとして進められるので、将来にわたり安定確保が可能です。 |
| 明治5年、横浜に初めてガス灯が点って以来、時代の流れや社会の要請に伴い、わが国の都市ガス原料もさまざまな移り変わりをみせてきました。石炭から、ナフサ、ブタンなどの石油系原料、そして天然ガスへ。 現在、東京ガス、大阪ガス、東邦ガスに続き、地方ガス事業者も相次いで天然ガスへの転換を進めており、全国で供給されている都市ガスの原料の約9割が、天然ガス系となっています。 世界でも、都市ガスといえば、いまや天然ガス。アメリカをはじめ、イギリス、イタリア、ドイツ、フランス、カナダなどの欧米諸国でも、基幹都市エネルギーとして天然ガスが活躍しています。 |

| 天然ガス(13A)の発熱量は1m3あたり46.04655メガジュール(11.000キロカロリー)。従来の都市ガス(5c)の2.4倍です。天然ガスへ転換することで、現状の供給設備で、これまでの2倍以上もの都市ガスをお届けできるようになりました。 製造工程においては、液化天然ガス(LNG)をガス体にもどし、熱量調整を行うだけでよく、従来の加熱、加圧して化学反応を起こさせる石油系の製造ガスに比べると、非常に簡素化された設備で、多量の都市ガスを製造することができます。ガス化効率も、天然ガスはほぼ100%と高く、資源の有効利用に役立ちます。 |
![]() LNGタンカー |
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| 天然ガス(13A)には、生ガス中毒のもとになる一酸化炭素が含まれていません。硫黄分など不純物も、産地での液化の過程ですべて取り除かれるので、燃やしても酸性雨の原因となる亜硫酸ガスなどを発生せず、地球を温暖化するといわれる二酸化炭素の発生も少ないクリーンで安全なエネルギーです。またLNGを気化させる過程においても、大気や海水などを汚染する心配がありませんから、環境保全の点でも安心なエネルギーといえます。 |