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熱戦の末、本戦まであと一歩届かず

都市対抗野球大会 九州地区予選

2024年5月下旬から6月上旬にかけて、沖縄で行われた第95回都市対抗野球大会九州地区予選に出場し、本戦への出場権をかけて戦いました。

初戦は、大福ロジスティクス戦。
先発の村田が5回5奪三振1失点と安定の立ち上がりを見せます。打線は1回裏、金澤のスリーベースヒットで先制。2回には樋口のタイムリー、3回には井手のホームラン、さらに4回には安永のタイムリー等で2点を追加。その後も8回に4点を加え、点差を広げます。投手陣も最後まで相手の反撃を抑え、10-2で快勝を収めました。

二回戦は、KMGホールディングスとの戦い。
西部ガス先発は田中の初回、四球・ヒット・エラーでノーアウト満塁のピンチを背負う場面で、相手4番にライトへのタイムリーを浴び2点を失います。その後も連打を浴び、4失点で迎えた2回、田中に代えて林田を投入。最速150qの直球で、3イニングを1失点で抑える投球を見せます。反撃したい打線は4回に永利がヒットで出塁後、続く井手のタイムリーツーベースヒットで1点を返します。何とか逆転したい打線だが、相手投手を打ち崩すことが出来ないまま、8回には2点を失い、1-8にて敗戦となりました。

敗者復活トーナメント、宮崎梅田学園戦。
先発の村田は初回に1点を許すも、その後抑えて5回1失点と試合を作ります。打線は4回、先頭の原田のヒットを皮切りに打者一巡の猛攻で4得点を挙げ逆転に成功し、その後4回、6回にも得点を重ねます。村田の後を受けた松本が3点を失うも、山田が8回、9回を締めて8-4と勝利を収めました。

敗者復活トーナメント二回戦は、Honda熊本との対戦。
西部ガス先発は椋。初回にピンチを背負うも気迫の投球で無失点に抑えます。打線はその裏、相手投手の立ち上がりを攻めました。永利、井手の連打でチャンスを作ると、4番安永のタイムリースリーベースで2点を先制。金澤、園田にもタイムリーが飛び出しさらに2点を追加。椋は6回に2点を失うも、粘り強い投球で試合を作ります。7回からは前日先発の村田が救援し、粘る相手の反撃を封じました。追加点の欲しい打線は8回、先頭の八木がレフトへのソロホームランを放つ!!勢いに乗った打線はその後4点を追加し、9-2で勝利しました。

敗者復活トーナメント代表決定戦は、沖縄電力との戦い。
最終決戦は、沖縄電力とのアウェーでの試合となりました。西部ガス先発田中は、ピンチを背負うも気迫の投球で2回を無失点に抑えます。3回、田中に代えて林田を投入。先頭にヒットで出塁を許すと、連打と犠牲フライで1点、4回にもエラーが絡みさらに1点を失います。5回、林田に代えて村田を投入するも、相手の勢いを止めることが出来ずにさらに2失点。反撃したい打線は5回、先頭の永利が初球を捉えライトへのホームランで反撃の狼煙を上げたものの相手投手を打ち崩すことが出来ないまま、8回、9回にも2点を失い、1-6にて敗戦となりました。

この結果により第95回都市対抗野球大会本戦への出場権を逃すこととなりました。

本戦出場まであと一歩届かなかった悔しさを胸に、より一層日々の練習に励み、次なる大会での活躍を目指してまいります。


選手の奮闘と声援が結実!初のベスト8へ

日本選手権野球大会

昨年4月に開催された第66回JABA岡山大会で優勝を果たし、第49回社会人野球日本選手権大会への出場権を獲得しました。

京セラドームで行われた本大会、初戦で対戦したのは関東代表・JR東日本。
先発の椋が6回を無失点で抑える好投を披露すると、7回からは村田が息の合った守備陣との連携で相手を封じ込め無失点で試合を進めました。
攻撃陣は3回、先頭の原田の二塁打でチャンスを作ると樋口の犠牲フライにより1点を先制します。
5回には井手・安永の連続タイムリーで3点を追加、その後も勢いは止まらず最終回には、先頭の園田がスリーベースで出塁後、樋口の犠牲フライでダメ押しの1点を加え、5-0で見事初戦突破となりました。

続く二回戦では東北代表・TDKとの戦い。
先発の田中が毎回ランナーを背負うも、粘りの投球で5回まで無失点の粘投を見せました。打線は初回、先頭樋口がヒットで出塁後、井手の犠牲フライで先制点を奪い、流れを引き寄せます。さらに4回には満塁のチャンスで、原田のタイムリーヒット、園田のタイムリースリーベースヒットで一気に4点を奪い相手を突き放します。6、7回と相手の反撃を受けたものの、抑えの山田が無失点で切り抜け、初の準々決勝進出を果たしました。

創部初のベスト4をかけて挑む準々決勝は強豪トヨタ自動車との戦い。
先発の村田が2回に相手打線に捕まり3点を先制されます。その後は椋が7回途中までを無失点に抑えましたが、8回に1点を失い、試合を決定づけられました。
打撃陣も相手投手陣の前に散発4安打と好機での一本が遠く、惜しくもここで敗退となりました。大会を通じて、全国で勝つことができる自信と勝ち上がっていくための課題が見えたシーズンとなりました。

本大会を通して、延べ4,000名を超える方々の熱い声援をいただきました。皆さまの応援が選手たちにとって何よりの力となったことは間違いありません。この経験を糧に、さらなる高みを目指して精進してまいりますので、今後とも変わらぬご声援をどうぞよろしくお願いいたします。


必勝祈願

2025年2月4日、今シーズンの躍進と九州一、日本一への想いを込めて、筥崎宮本殿(福岡市東区)にて「西部ガス硬式野球部 必勝祈願」を行いました。道永幸典後援会長、豊田康弘硬式野球部長、松薗史敏監督を先頭に、今シーズンのスローガンである「Vamos!」と書かれた絵馬を手にした笹井健太郎主将、村田健副主将、園田恵太副主将が、選手やスタッフ全員と共に参道を進みました。本殿にて祈願を行い、全国大会での躍進を誓いました。

ライバルチームの戦力強化が進み、代表枠を巡る争いは一層激化すると予想されます。この熾烈な争いを勝ち抜き、まずは本大会への出場権獲得、そして日本一の栄光を手にするためにチーム一丸となって戦って参ります。
後援会会員の皆さまにおきましては、日頃よりご支援ご声援をいただき、心より感謝申し上げます。昨年も非常に多くの方々に球場まで足を運んでいただき、熱い応援をいただきました。引き続き、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

西部ガス硬式野球部一同、皆さまのご声援をチームの力に変えて、ご期待にお応えできるよう全力で精進して参ります。