秋から始める大掃除
秋に大掃除を始める
メリット
1年の間にたまった汚れを落とすため、年末に行う大掃除。秋から徐々に始めることで、さまざまなメリットがあります。
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汚れを落としやすい冬に比べると気温・水温が高めなので、油汚れや皮脂汚れなど頑固な汚れを落としやすいのが一番のメリットです。
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外仕事も快適にできる本格的に寒くなる前なら、ベランダ周りや庭など、水を使う屋外での掃除が気持ち良く快適に行えます。
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年末のバタバタを回避できる秋から年末までの期間で少しずつ進められ、余裕を持って新年の準備ができます。
秋から年末までの
お掃除計画
行いたい場所は
10月末までに
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家の外周り(玄関の外側・ベランダ・窓など)
気候のいい快適な日を選んで、水を使う屋外の掃除をしましょう。
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浴室(天井、壁、床)
屋内でも浴室など気温が低くなりやすい場所は、寒くなる前に行うのがおすすめです。
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エアコン(フィルター)
夏の間フル稼働したエアコンは、カビ菌やホコリの温床。使用頻度が減るこの時期に、フィルター掃除をしましょう。
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キッチン(換気扇、シンクなど)
冷えると固まりやすくなる油汚れや、夏の間に雑菌が繁殖しやすいシンクを掃除。
10月のうちに終わらせておけば、11・12月がぐんと楽になります。
がちな場所は
11月末までに
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壁・天井・照明器具
ルーティンの掃除に加え、高所や隙間なども少しずつ済ませていきましょう。照明器具はカバーを外し、汚れを拭き取ります。
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カーテン・ブラインド
カーテンは洗濯、ブラインドは一枚ずつ拭き上げましょう。
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家具・家電
ほこりがたまりやすい家具の隙間や家電の裏側は、できる範囲で物を移動させ、掃除機をかけて拭き掃除しましょう。
12月に
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トイレ
日々の清掃に組み合わせて、仕上げの掃除をしていきましょう。便器だけでなく、壁や床、換気扇まできれいにしましょう。
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床の拭き掃除
乾拭きで落ちない汚れは、洗剤などを使った水拭きなどですっきりと。年末に向けて、いつもの床掃除をより丁寧に行いましょう。
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玄関
玄関は、靴箱の上や表面、入口の掃き掃除やドアの拭き掃除も忘れずに。清潔感のある玄関で、新年を迎える準備を整えましょう。
プロに学ぶお掃除テクニック
用意するもの
- フロアシート(ドライタイプ)
- メラミンスポンジ(水でぬらしたフロアシートでもOK)
- 乾拭き用の雑巾(フロアシートでもOK)
用意するもの
- ハケまたは歯ブラシ
- ペットボトルブラシ*または掃除用ブラシ
*ペットボトルに取り付けられるブラシ - 乾拭き用の雑巾(フロアシートでもOK)
- (あれば)隙間ノズル付き掃除機
用意するもの
- 重曹
- スポンジ
- 雑巾またはタオル
- (あれば)マイクロファイバークロス
- シート型たわし(スポンジでもOK)
【準備】
電源を切ってパーツを外す感電やけがを防ぐため、必ずブレーカーを落とすか電源プラグを抜いてから作業を始めましょう。フィルター、ファン、カバーなどは、説明書を見ながら外した方が安全です。
外せない場合は、表面の掃除にとどめましょう。
用意するもの
- 重曹水
- クエン酸水
- シート型たわし(スポンジでもOK)
- 乾拭き用の雑巾
日々の『小掃除』できれいを保つ
使うたびに少しずつ付く汚れは、時間がたつと落としにくくなります。毎日サッと掃除して、汚れをためないようにしましょう。
ガスコンロは、吹きこぼれや油の飛び散りなどで汚れやすい場所。
放置すると頑固なこびり付き汚れとなる上、油にほこりが付着して、落ちにくくなります。調理後すぐに拭き取る習慣をつけましょう。
拭き取る際は、重曹水のスプレーや、40℃ほどのお湯で洗った布巾を使うと汚れが落ちやすくなります。
鏡の汚れは、主に水や化粧水の飛び散り、ほこりの付着が原因です。
また、湯気で曇ったままにしておくと水あかの原因に。
使った後は、すぐに乾いた布やマイクロファイバークロスなどで拭き取るようしましょう。
乾拭きの前に曇り止めスプレーを吹きかけておくと、静電気防止&汚れ防止になります。
雑菌が繁殖しやすいキッチン・洗面・浴室の排水口は、毎日の“ついで掃除”が一番。
ごみ受けはこまめにごみを捨て、食器洗いや歯磨きのついでに軽くこすり洗いを。
最後に50℃程度のお湯を流すと、油汚れの固着を防ぎます。
週に一度はごみ受けを外して掃除を。重曹をふりかけてしばらく置き、その上からクエン酸水スプレーをすると汚れが浮きあがり、嫌なヌメリを洗い流せます。

株式会社ファイブ
松本 晋幸さん
建物の清掃や設備管理、建築工事などを行っている、西部ガスグループ「ファイブ」。商業施設やオフィスビル、工場、公共施設など、ビルを利用する方々にとって快適で安全な環境を提供しています。