アンドロゴ_トップページリンク アンドロゴ_トップページリンク 秋号 No.199

2025.9

秋から始める大掃除

冬に比べると汚れを落としやすく 屋外での掃除も快適にできるこの季節。 今年は秋から始めてみませんか。
西部ガスショールーム ヒナタ福岡の店内風景

1番 秋に大掃除を始める
メリット

1年の間にたまった汚れを落とすため、年末に行う大掃除。秋から徐々に始めることで、さまざまなメリットがあります。

  • 汚れを落としやすい アイコン
    メリット01汚れを落としやすい

    冬に比べると気温・水温が高めなので、油汚れや皮脂汚れなど頑固な汚れを落としやすいのが一番のメリットです。

  • 外仕事も快適にできる アイコン
    メリット02外仕事も快適にできる

    本格的に寒くなる前なら、ベランダ周りや庭など、水を使う屋外での掃除が気持ち良く快適に行えます。

  • 年末のバタバタを回避できる アイコン
    メリット03年末のバタバタを回避できる

    秋から年末までの期間で少しずつ進められ、余裕を持って新年の準備ができます。

2番秋から年末までの
お掃除計画

秋から年末までのお掃除計画イメージ画像
掃除のアイコン
寒くなる前に
行いたい場所は
10月末までに
  • 家の外周り(玄関の外側・ベランダ・窓など)

    気候のいい快適な日を選んで、水を使う屋外の掃除をしましょう。

  • 浴室(天井、壁、床)

    屋内でも浴室など気温が低くなりやすい場所は、寒くなる前に行うのがおすすめです。

  • エアコン(フィルター)

    夏の間フル稼働したエアコンは、カビ菌やホコリの温床。使用頻度が減るこの時期に、フィルター掃除をしましょう。

  • キッチン(換気扇、シンクなど)

    冷えると固まりやすくなる油汚れや、夏の間に雑菌が繁殖しやすいシンクを掃除。
    10月のうちに終わらせておけば、11・12月がぐんと楽になります。

掃除のアイコン
日々の掃除で見過ごし
がちな場所は
11月末までに
  • 壁・天井・照明器具

    ルーティンの掃除に加え、高所や隙間なども少しずつ済ませていきましょう。照明器具はカバーを外し、汚れを拭き取ります。

  • カーテン・ブラインド

    カーテンは洗濯、ブラインドは一枚ずつ拭き上げましょう。

  • 家具・家電

    ほこりがたまりやすい家具の隙間や家電の裏側は、できる範囲で物を移動させ、掃除機をかけて拭き掃除しましょう。

掃除のアイコン
汚れやすい場所は
12月に
  • トイレ

    日々の清掃に組み合わせて、仕上げの掃除をしていきましょう。便器だけでなく、壁や床、換気扇まできれいにしましょう。

  • 床の拭き掃除

    乾拭きで落ちない汚れは、洗剤などを使った水拭きなどですっきりと。年末に向けて、いつもの床掃除をより丁寧に行いましょう。

  • 玄関

    玄関は、靴箱の上や表面、入口の掃き掃除やドアの拭き掃除も忘れずに。清潔感のある玄関で、新年を迎える準備を整えましょう。

3番プロに学ぶお掃除テクニック

網戸・サッシアイコン画像網戸・サッシ
網戸 ビフォーアフター画像 PC画像 網戸 ビフォーアフター画像 SP画像

用意するもの

  • フロアシート(ドライタイプ)
  • メラミンスポンジ(水でぬらしたフロアシートでもOK)
  • 乾拭き用の雑巾(フロアシートでもOK)
STEP①乾いた状態でほこりを払う
乾いた状態でほこりを払うイメージ画像
まず、ドライタイプのフロアシートでほこりを拭き取りましょう。掃除の順番は、屋内側→屋外側、上→下が鉄則です。
ポイントいきなり水拭きをすると、ほこりが泥状になって落ちにくくなります。最初に乾拭きをしましょう。
STEP②網目に沿って水拭き
網目に沿って水拭きイメージ画像
メラミンスポンジを水に浸し、網目に沿って横に拭いていきます。全体を拭いたら、もう1度縦に拭きましょう。最後に雑巾などで乾拭きをします。
ポイント力を入れすぎずに、優しく丁寧に拭いていくのがコツです。
サッシ ビフォーアフター画像 PC画像 サッシ ビフォーアフター画像 SP画像

用意するもの

  • ハケまたは歯ブラシ
  • ペットボトルブラシまたは掃除用ブラシ
    *ペットボトルに取り付けられるブラシ
  • 乾拭き用の雑巾(フロアシートでもOK)
  • (あれば)隙間ノズル付き掃除機
STEP①乾いた状態でほこりや砂を取り除く
乾いた状態でほこりや砂を取り除くイメージ画像
最初に、たまっている汚れをハケや歯ブラシを使ってしっかりかき出します。
ポイントほこりや砂をかき出しながら、掃除機のすき間ノズルで吸い取ると効率的です。
STEP②ブラシを使って水洗い
ブラシを使って水洗いイメージ画像
水を少しずつ流しながら、ブラシで端から掃除していきます。全体を水洗いしたら、雑巾などで乾拭きします。
ポイントペットボトルブラシを使うと簡単に水洗いできます。ホームセンターなどで販売されています。
キッチンの換気扇アイコン画像キッチンの換気扇
キッチンの換気扇 ビフォーアフター画像 PC画像 キッチンの換気扇 ビフォーアフター画像 SP画像

用意するもの

  • 重曹
  • スポンジ
  • 雑巾またはタオル
  • (あれば)マイクロファイバークロス
  • シート型たわし(スポンジでもOK)

【準備】
電源を切ってパーツを外す
感電やけがを防ぐため、必ずブレーカーを落とすか電源プラグを抜いてから作業を始めましょう。フィルター、ファン、カバーなどは、説明書を見ながら外した方が安全です。
外せない場合は、表面の掃除にとどめましょう。

STEP①レンジフードを重曹水で拭く
レンジフードを重曹水で拭くうイメージ画像
レンジフードの内側は、重曹水を使ってスポンジで拭き上げます。雑巾やタオルで水拭きして仕上げます。
ポイント傷が付かないように柔らかいスポンジを使いましょう。
STEP②パーツをつけ置き
パーツをつけ置きイメージ画像
外したパーツは、シンクなどを利用してつけ置き洗い。40〜50℃のお湯に重曹を入れ、30分ほどつけておくと汚れが浮いて落としやすくなります。
ポイント重曹の量は、水1ℓに対し大さじ4が目安です。
STEP③全体の汚れを落とす
全体の汚れを落とすイメージ画像
シート型たわしやスポンジを使って、全体の汚れを落としていきます。細かい部分は歯ブラシを使ってこすり洗いをしましょう。
ポイント汚れが残る場合は、重曹水を入れ替えて再度STEP②を行いましょう。
STEP④拭き上げ
拭き上げイメージ画像
洗い終わったパーツは、水滴が残らないようにタオルなどで拭き上げます。全て拭き終わったら、元の位置に取り付けましょう。
ポイント吸水性が高いマイクロファイバークロスを使うと効率アップ。
水栓の水あかアイコン画像水栓の水あか
水栓の水あか ビフォーアフター画像 PC画像 水栓の水あか ビフォーアフター画像 SP画像

用意するもの

  • 重曹水
  • クエン酸水
  • シート型たわし(スポンジでもOK)
  • 乾拭き用の雑巾
STEP①重曹水で下洗い
重曹水で下洗いイメージ画像
重曹水を含ませたシート型たわしで、全体を軽くこすり洗いします。
ポイント水栓に付着した皮脂やせっけんかすなどの酸性の汚れを、弱アルカリ性の重曹で中和させておきます。
STEP②重曹水で下洗い
重曹水で下洗いイメージ画像
クエン酸水を含ませたキッチンペーパーを貼ってラップで覆い、5~10分放置します。外したら、シート型たわしで磨き、水をかけて洗い流して乾拭きしましょう。
ポイント乾いたシート型たわしを使うと、水栓を傷つけてしまうため、水分を含ませながら丁寧に。

4番日々の『小掃除』できれいを保つ

使うたびに少しずつ付く汚れは、時間がたつと落としにくくなります。毎日サッと掃除して、汚れをためないようにしましょう。

日々の『小掃除』できれいを保つ イメージ画像PC画像

ガスコンロは、吹きこぼれや油の飛び散りなどで汚れやすい場所。
放置すると頑固なこびり付き汚れとなる上、油にほこりが付着して、落ちにくくなります。調理後すぐに拭き取る習慣をつけましょう。

ポイント

拭き取る際は、重曹水のスプレーや、40℃ほどのお湯で洗った布巾を使うと汚れが落ちやすくなります。

鏡の汚れは、主に水や化粧水の飛び散り、ほこりの付着が原因です。
また、湯気で曇ったままにしておくと水あかの原因に。
使った後は、すぐに乾いた布やマイクロファイバークロスなどで拭き取るようしましょう。

ポイント

乾拭きの前に曇り止めスプレーを吹きかけておくと、静電気防止&汚れ防止になります。

雑菌が繁殖しやすいキッチン・洗面・浴室の排水口は、毎日の“ついで掃除”が一番。
ごみ受けはこまめにごみを捨て、食器洗いや歯磨きのついでに軽くこすり洗いを。
最後に50℃程度のお湯を流すと、油汚れの固着を防ぎます。

ポイント

週に一度はごみ受けを外して掃除を。重曹をふりかけてしばらく置き、その上からクエン酸水スプレーをすると汚れが浮きあがり、嫌なヌメリを洗い流せます。

松本 晋幸さん
教えてくれた方 
株式会社ファイブ

松本まつもと 晋幸くにゆきさん

建物の清掃や設備管理、建築工事などを行っている、西部ガスグループ「ファイブ」。商業施設やオフィスビル、工場、公共施設など、ビルを利用する方々にとって快適で安全な環境を提供しています。