たくさん量がなくてもいいけれど、ひとつひとつの料理に意味があるおせち料理は次世代に受け継ぎたい美しい日本料理。
中でも簡単につくれて、おせち料理に欠かせない2品をご紹介。

きんとんとは“金団”という字が当てられ、金の団子という意味。金運を願ってつくられてきたといわれる。

材料(四人分)


さつまいも……200g
瓶詰めのシロップ漬け栗……1瓶(適量)
りんご……適量

作り方


【1】
さつまいもは皮を剥き、火の通りやすい大きさに輪切り。水から火にかけて10分弱煮る。

【2】
りんごは皮をつけたまま細かく切り、塩水につけておく。

【3】
お湯を捨て、さつまいもだけ鍋に残し、潰しながら弱火にかける。瓶詰めの栗のシロップで甘みをつける(量はお好みで)。

【4】
鍋からボウルにさつまいもを移し、食べやすく切った栗を加える。盛り付けの際、りんごをのせて出来上がり。

祝い事に使われてきた水引に見立てた紅白なます。平安や平和を願って味わいたい。今回は鶏肉を加えることで食べやすくアレンジ。

材料(四人分)


人参……1/2本
大根……1/4本
鶏手羽先……2本
塩……適量
米酢を昆布につけておいたもの……100cc
水……100cc
砂糖……大さじ2強
昆布 ……小一枚

作り方


【1】
前もって昆布と米酢を合わせたものを用意しておく(これを作っておけば、酸味が柔らかくなり、さまざまな料理にも活用できる)。この酢にお湯と砂糖、昆布を加える。

【2】
人参と大根は細切りにし、人参は全体量に対して3%、大根は2%の塩で揉んでおく。

【3】
手羽先を茹で、身を裂いておく。

【4】
【2】と【3】を合わせ、【1】の合わせ酢で味つける。合わせ酢は余ったら様々な酢の物に活用しよう。


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