今回目指すのは卵も美しく、ごはんも美味しい”才色兼備“なオムライス。
これを機に卵の扱い方をマスターしましょう!
これを機に卵の扱い方をマスターしましょう!
〈 本日の先生 〉
タカクラホテル福岡 総料理長兼フランス料理長 高橋 毅さん
フランス料理界最高栄誉のひとつ「エスコフィエ」の称号を持つ、この道40年のベテランシェフ。2000年開催の「国際料理オリンピック」ドイツ大会では日本代表チームのキャプテンを務め、銀メダルを受賞。また、2016年にはものづくりに関して優れた技能と経験を持った技能職者として福岡市より「博多マイスター」として認定。
タカクラホテル福岡 1968年開業。「北イタリアのプチホテル」をコンセプトとしたヨーロピアンテイストが漂うホテル。洋食・中華「ファインダイニング ブルースター」と「日本料理 花万」のふたつのレストランがある。
福岡市中央区渡辺通2-7-21
TEL.092-731-1661
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材料を切る際に一緒につくりたい!
ベジブロス
野菜を処理する際、水を入れた鍋に野菜の皮などを入れ、火にかけるといいスープがとれます。これを料理に使うと美味しくなりますよ。材料(ケチャップライス 四人前)
白ごはん……茶碗2杯分(約300g)
ベーコン……4枚
タマネギ……中1個
ニンジン……1/4本
枝豆……20粒
ケチャップ……大さじ4
塩・コショウ……適量
バター・オリーブオイル……適量
材料(オムレツ 一人前)
卵……2個
塩……ひとつまみ
砂糖……小さじ1/2
バター・オリーブオイル……適量
ケチャップ……適量
ケチャップライスをつくる
【1】
材料を切る。タマネギ、ニンジンはみじん切りに。ベーコンは食べやすい大きさに切る。
玉ねぎはざっくり切った後に、包丁をまな板に押し付けるようにみじん切りすると水っぽくなるのでNG。縦に細かく切れ目を入れてみじん切りにしましょう。
【2】
ごはんに軽く塩・コショウをしておく。
先にごはんに味をつけ、ケチャップの味に頼りすぎないようにしましょう。
【3】
フライパンを熱し、バターとオリーブオイルを敷いてベーコン、タマネギ、ニンジンを炒め、塩・コショウで味を調える。ごはんを入れ、よく混ぜ合わせる。
バターとオリーブオイルの両方を使うのは、脂っぽくなりすぎないため。
【4】
フライパンの中央を空け、ケチャップを入れてグツグツするまで火を入れる。枝豆を入れて全体を混ぜて、さらによく炒める。
ケチャップライスがベタっとなりやすいのは、水分が多いから。ケチャップを焼いて水分を飛ばし、ごはんをコーティングしましょう。焼くことでコクもでますよ。
さあ、いよいよ卵に挑戦!
キーワードは「スピード」と「細かなスクランブル」です。
キーワードは「スピード」と「細かなスクランブル」です。
【1】
ラップを敷いた皿にケチャップライス(お茶碗1杯分)を乗せ、全体を包んでオムレツ型を作り、皿に盛る。
【2】
卵は塩、砂糖を加え、よく混ぜる。フライパンを熱し、バターとオリーブオイルを敷いて、卵を入れる。
砂糖を入れることで卵本来の味が引き出されます。
【3】
中火で細かいスクランブルエッグを作る要領でよくかき混ぜる。
ここががんばりどころ!きめ細かなスクランブルエッグをつくることでふわっとした仕上がりに。
【4】
フライパンを傾けて卵を端に寄せ、形を整えて、かえす。
慌てず、フライパンを火から外して、形を整えましょう。
【5】
卵が固くならないうちに、ケチャップライスの上にのせて完成。
片手にお皿、片手にフライパンを持ち、両方を少しずつ傾けながらそっとのせましょう。
【1】
卵は塩、砂糖を加えてよく混ぜる。
白身と黄身をしっかり混ぜ合わせると表面がなめらかに仕上がります。
【2】
フライパンを熱し、バターとオリーブオイルを敷いて、卵を入れる。箸で細かいスクランブルエッグを作る要領でよくかき混ぜる。
【3】
表面が乾ききらないうちにラップを敷いた皿に卵を移す。
フライパンから皿に移す際に、卵がすべるかどうか、確認しましょう。
【4】
卵の中央にラップで包んで形を整えておいたケチャップライス(お茶碗1杯分)を乗せる。
前もってケチャップライスを成形しておくことで手早くできます。
【5】
ラップで包んで形を整え、皿に盛りつけて完成。
フライパンの上で仕上げようとせず、ラップで包むと簡単に美しく仕上がります。
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