メキシコ料理のあれこれTOPICS②

Hello!世界の国民食 vol.2 Mexico

メキシコ料理のあれこれTOPICS②




メキシコでよく使われる野菜

メキシコは地方によってかなり気候が異なり、農産物の種類も豊富です。主食はトウモロコシで、おなじみの黄色いトウモロコシだけでなく、青や白などいろいろな色のものが市場に並びます。メキシコ料理に欠かせない食材が、トマトや玉ねぎ、ニンニク、ライムにパクチー、豆、アボカドなど。種類豊富なチレ(唐辛子)もメキシコ料理には欠かせない食材です。酢漬けなどは比較的手に入りやすいので、使ってみると本場の味に近づくはずです。

〈トウモロコシ〉
メキシコの主食。トルティーヤに使われる「マサ」は、トウモロコシを石灰水で茹で、すりつぶして粉にしたもの。
〈トマト〉
ソースなどによく使われるトマト。赤や緑など珍しい種類のものもある。
〈チレ〉
メキシコ料理ではよく使われる唐辛子は、たくさんの種類があり、色、形、大きさで味や辛さが違い、すべてが辛いわけではないのだとか。

タコスと一緒にお酒も楽しもう!

「テキーラ」に代表されるようにメキシコのお酒=強いという印象ですが、実はビールと同程度のアルコール度数の「プルケ」も古くからメキシコで飲まれてきたポピュラーなお酒です。また、テキーラと同じ原料で作られるスモーキーな味わいの蒸留酒「メスカル」も世界で注目を集めています。




メキシコ→アメリカ→日本へ。日本流タコス=「タコライス」に!

日本生まれの「タコライス」。これは沖縄・金武町にあった「パーラー千里」の創業者・儀保松三氏が昭和59年頃にキャンプハンセンの米兵向けに発案したもの。儀保氏はこの店を開く前にバーを営んでおり、飲食店に業態変更する際の新メニューとして、バー時代に人気だったタコスの具材をご飯の上にのせて出してみたのだとか。米兵にはメキシコ系移民も多く、日本とTEX-MEXの折衷料理のようなタコライスは口コミで人気を博していきました。つまり、タコスはメキシコで生まれ、形を変えつつもアメリカ、日本へと伝わり、各地で愛されてきた“世界の国民食”なのです。




【あわせて読みたい】
世界の国民食「メキシコ料理のあれこれTOPICS①」
この記事は&and186号に掲載されています。

このカテゴリの関連記事

PageTop