肉の配合、香りのつけ方など、各店によって全くレシピが異なるパテやテリーヌ。
名店の味を楽しもう。


肉を知り尽くしたシェフが生み出す贅沢シャルキュトリ

手前/“シャルキュトリの王様”といわれるパテ・アン・クルート1,700円。鴨、牛肉、豚のタン、フォアグラをパイ生地で包んである。
奥/驚くほどなめらかで臭みのない鶏白レバーのパテ600円。


 自家製シャルキュトリやココット鍋を使った料理が気軽に楽しめるビストロ。食肉協会認定の「お肉博士1級」の称号を持つ大﨑シェフが、肉の知識とフレンチの経験を活かし、独自の製法で生み出したパテやソーセージが揃います。なかでも約2週間の手間暇をかけて仕上げる「パテ・アン・クルート」は自慢の一品。フランスやイタリアから直送される「樽生ワイン」との相性も抜群です。

ビストロ アン ココット
福岡市博多区博多駅中央街4-23 オリエンタルホテル福岡博多ステーションB1階
TEL.092-409-8011
営業時間.15:00〜23:00、土・日曜、祝日は11:30~23:00(ランチは11:30~15:00)
店休日.なし
テイクアウト.可
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肉料理であることがしっかりと伝わる名店の味

手前/プリフィックスの前菜としても選べるパテ・ド・カンパーニュ1,400円。
奥/カボチャとクミンのソースが効いたシャラン鴨カボチャ2,000円。


 男性が一人でも気軽に愉しめるよう「男のフレンチ」がコンセプト。コース、プリフィックス、アラカルトと多彩なメニューが用意され、いずれの料理からも食材の旨味がガツンと伝わってきます。火を入れ過ぎず、レバーも少なめにしたパテ・ド・カンパーニュはピスタチオがアクセントに!また、コリンキーのサラダを添えた見目麗しいシャラン鴨のパテも唸る美味しさです。

アニオン
福岡市中央区天神1-15-14 高木ビル1階
TEL.092-717-3001
営業時間.17:00〜24:00
店休日.日曜、月1回不定休
テイクアウト.可
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多彩な自家製シャルキュトリが揃う


右/すね肉、豚足を使い、パセリとディルをアクセントにしたアイスバインテリーヌ680円。
左/定番人気のパテ・ド・カンパーニュ750円。


 「フランスの家庭料理が好きなんです」と海江田剛さん。熊本県産の鮮度のいい肉を塊で仕入れて店で挽き、食感と香りにこだわった10種類ほどのシャルキュトリ(=食肉加工品)はいずれもテイクアウト可。その美味しさにワインが進むこと間違いありません。秋冬に登場する馬肉を使ったサラミも楽しみにするファンが多い逸品。8席なので予約しておくのがベターです。

フランス料理
シャルキュトリー・シャルマン

熊本市中央区上通町5-6 村上屋ビル1F
TEL.096-326-1171
営業時間.18:00〜23:00、土・日曜はランチ12:00〜14:30もあり
店休日.週1回不定休
テイクアウト.可
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食感にこだわったパテと彩り豊かな美しいテリーヌ

左/鯖の白ワインヴィネガーマリネと茄子のテリーヌ仕立て 赤ピーマンのムース添え。
右/宮崎日向“新しき村”放牧豚のパテ 自家製ピクルス添え。ノンストレスで育てられた極少数しか出荷されない豚を使用。どちらもコース(4,180円)の前菜の1品です。


 繁華街近くの路地裏にあるフランス料理店。オリーブオイルをかけて焼き上げた茄子と重なり合った鯖の断面が美しく、食通の舌を唸らせています。また、写真奥のパテは、肉の旨味が凝縮された豚ミンチに鶏レバーを合わせたもので、そのしっとりとした食感に驚かされます。2月頃まで登場する鯖のテリーヌは、添えられたナスのピューレと赤ピーマンのムースが鮮やか。

ビストロ ピエ・ド・ポー
長崎市鍛冶屋町4-17
TEL.095-829-3477
営業時間.12:00~13:00LO、18:00~20:00LO
店休日.月曜
テイクアウト.可
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※本文に掲載されている価格はすべて税込価格です。営業状況については、通常営業時の情報です。新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、店舗によって臨時休業、営業時間短縮がございますので、ご利用の際は事前にご確認ください。


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