かつての城下町の面影を色濃く残す、福岡県八女市福島地区。
身近な地域の観光スポットに目を向けることで、
その町の魅力を再発見するマイクロツーリズムが注目を集める中、

今、地元でも人気急上昇のエリアです。





①八女ならではの、一面の茶畑が広がる風景。 ②各地で注目を集める『NIPPONIA HOTEL』もオープン。 ③生活感漂う狭い路地の散策も楽しい。

 お茶どころとして知られる八女市中心部・福島地区に福島城が建てられたのは天正15年(1587年)。築城に伴い城下町が形成されると、町はにぎやかに活気づき、その繁栄を支えました。
 そんな歴史と、往時をしのぶ建造物を残そうと、平成7年から福島に残る建物の修理事業がスタート。現在はその大部分が重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
 ゆったりとした通りには、酒造業、製茶問屋、和紙店など、今に息づく八女の産業や伝統工芸を支えた町家建築が点在。どれも白壁と瓦屋根が印象的な、重厚感漂う佇まいです。

 最近では、カフェや雑貨店などのおしゃれな店も増えている福島地区。中でも、全国的に注目を集めるようになったきっかけのひとつが、「NIPPONIA HOTEL八女福島 商家町」のオープンです。各地に残る、歴史的な価値のある建物を古民家ホテルとして甦らせている「NIPPONIA HOTEL」。八女の魅力をさらに伝えるシンボル的な存在になると地元でも大きな期待が寄せられています。
 しっとりと落ち着いた町並みに残る、古き良き八女の魅力をじっくりと満喫してみませんか。





八女・福島の町並み

①古い町家を利用したショップも点在し、若者も多く訪れるようになりました。 ②白壁の街並みが続く福島地区。しっとりと落ち着いた雰囲気です。

③建物のデザイン、その造り…こうして見るととてもオシャレ! ④とあるお宅の窓際で、猫が気持ちよくお昼寝。

⑤瓦屋根に白壁、木組みの窓…こうした古い建物も現役なのです。 ⑥デニムの切れ端がお店のアクセントに。素敵なセンス! ⑦江戸末期に建てられた製茶問屋。

八女・福島の町並み
問合せ/0943-22-6644
(八女市茶のくに観光案内所:8時30分〜17時15分)

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