九州各地にみんなが足しげく通っている親子丼の名物店があります。どの店も並々ならぬこだわりがあり、同じ親子丼でもそれぞれ作り方が違っていて、食べ比べてみるのも面白そうです。家庭で真似できそうなヒントがいっぱいなので、是非ご参考に!
滋味溢れるスープを使った水炊き専門店ならではの親子丼
1日限定30食、15時までの平日限定メニューとして人気の親子丼。割下に6時間かけてとる水炊きスープを使ったコクのある味わいが特徴です。鶏肉には一羽からわずかしかとれない”フリソデ“と呼ばれる肩と手羽の間の肉を使用。プリッとした食感で旨味たっぷりです。オリジナルの柚子胡椒やポン酢がつき、途中で味の変化が楽しめます。
とり田 博多本店
福岡市博多区下川端町10-5博多麹屋番ビル1F
TEL.092-272-0920
営業時間.11:30~23:00(21:30 LO)、昼メニューは~15:00
店休日.不定休
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朝引きの鶏、朝取りの卵。鮮度が決め手の卵かけ風親子丼
小倉の旦過市場の中にある鶏肉専門店「かしわ屋くろせ」に隣接する「とりかつ丼の黒兵衛」。親子丼は名物のとりかつ丼と並ぶ人気メニューです。「朝引きの鶏と産みたての卵だけを使っています。その美味しさを感じてほしいですね」と店主の黒瀬善裕さん。親子丼でありながらイメージはまさに卵かけごはん!トロトロ卵がたまりません。
「とりかつ丼」(並)626円。カツのサクサク感を残すために、下味をつけた鶏肉に衣をつけて揚げ、丼だしをくぐらせずにごはんの上に。そこに丼だしで煮た卵を乗せている
とりかつ丼の黒兵衛
福岡県北九州市小倉北区魚町4-1-37
TEL.093-531-0972
営業時間.11:00~16:00、祝日は~15:00
店休日.日曜
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久留米市民に愛されてきた甘~い親子丼
創業から86年、三代目ご主人・松尾博美さんが暖簾を守り続ける老舗です。一等の羅臼昆布、うるめいわし、鰹節でしっかりとだしをとり、甘~く味付けされた親子丼は久留米市民のふるさとの味。丼だしの量が絶妙で、一番底のごはんひと粒ひと粒までしっかりと味が染みているのに、べちゃべちゃ感が一切ないのは見事!映画のセットのような建物も一見の価値ありです。
「肉丼(玉子入)」900円。看板メニューの名物丼。牛肉と玉ねぎを40分以上かけて炊いてあり、こちらも甘く、ご飯がすすむ味わい
松尾食堂
福岡県久留米市日吉町5-9
営業時間.11:00~14:00
店休日.日曜、月1回不定休
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島原産の鶏肉の旨味が伝わるシンプルな味付け
五島列島の旬の魚や肉、天草産車海老など、長崎近郊の素材を堪能できる食事処。ランチメニューとして人気となっている親子丼には島原産の鶏肉を使用。鶏の旨味を生かすため、調味料を控えめにしたあっさりとした味わいに仕上がっています。卵の黄身と白身がバランスよく分かれ、トロりとした食感が絶妙で、リピーターが多いのも納得です。
「天草産車海老天丼」1080円。身が大きくて甘みがある天草産車海老を贅沢に2尾トッピング。野菜の天ぷらとともに、豪快に盛りつけられている。
バラモン食堂
長崎市万屋町6-29
TEL.095-895-8218
営業時間.11:00~15:30(15:00 LO)、17:00~22:00(21:30 LO)、金・土曜17:00~23:00(22:30 LO)店休日.月曜(祝日の場合火曜)
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※価格はすべて税込みです。(H30.7月現在の価格です)
※価格や各店舗の営業時間は急に変更になることがありますので確認の上、お出かけ下さい。
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