自律神経の乱れを防ぎ、免疫力をダウンさせないためには、生活のリズムを整え、
できるだけストレスを回避するライフスタイルが大切です。
1日の流れを追いながら、そのヒントを紹介します。
朝日を浴び、朝食をとる 朝日を浴びると体内時計がリセットされ、カラダが活性化。幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」も腸から分泌される。朝食をとることで腸も活性化する。 |
“フェイク通勤”してみる リモートワークが普及したものの、最近では自宅時間と仕事時間の切り替えがうまくできず、ストレスを抱える人も多いそう。その解決策のひとつになりそうなのが“フェイク通勤”。通勤時間に音楽を聞いていたなら、仕事前にあえてそういう時間を持つ、数分間だけでも外に出て新鮮な空気を吸うなど、仕事が始まるという区切りをつけると交感神経のスイッチが入りやすくなる。 |
ゆっくり話す、動く、時にはため息も効果的 心に余裕のない過ごし方は自律神経の乱れにつながる。自律神経を整えるために最も効果があるのは「呼吸」なので、意識して深呼吸をしよう。ため息はネガティブな印象に捉えられがちだが、浅くなった呼吸を深くし、酸素の供給量も増えるため、呼吸を整えるためには効果的。 |
1日2~4杯のホットコーヒーを カフェインやポリフェノールが含まれるコーヒーは自律神経や腸によい効果が。交感神経を高めるため、ストレス解消にもなるほか、血流も促進、便秘解消、腸でセロトニンやドーパミンといった幸せ物質の分泌量を増やす効果もあると言われている。適量を超えると逆効果になるため1日2~4杯を目安に。 |
鏡の前で笑顔をつくってみる 昨今、免疫力アップに効果大!といわれているのが「笑い」。笑うとセロトニンが分泌され、副交感神経が優位に。免疫細胞の働きも活性化する。ちなみにつくり笑顔でも効果があるとか! |
アンガーコントロールを試みる 怒ると自律神経が乱れ、3時間は元に戻らないまま。血管は収縮し、血圧や血糖値も上昇、血管と内臓を傷つけることになり、結果、免疫力を下げることにつながりかねない。怒りを感じたら、まずゆっくりと深呼吸をする。それでも治らないなら階段の上り下りなどをしてみよう。リズミカルな動作を繰り返すことは、副交感神経を働かせることにつながる。 |
すきま時間ストレッチを ある研究結果によると日本人が1日のうちに座っている時間は世界一長く、座り続けることで死亡リスクが高まるとWHOも警鐘を鳴らしている。30分に一度は立ち歩いたり、ストレッチをして血液の循環を促そう。 |
帰宅後、すぐにゆっくりしない 働いたカラダと神経のクーリングタイムは大切。帰宅後、すぐにソファに腰をおろすと、疲労感に襲われ、次のアクションになかなかとりかかりづらくなるので注意。一度切れたスイッチを入れるのは、かなりエネルギーがかかるので、まずはやるべきことを済ませ、その後、リラックスタイムをゆっくり過ごそう。そうすることで疲れも早く解消できる。 |
3行日記を書く 夜は「整えるための時間」。1日を回顧しながら日記を書くことは心の整理ができ、呼吸が整う。ストレスを吐き出すことができ、明日の目標もできる。 |
翌日の準備を済ませる スケジュールを確認し、カバンを準備、服を決めておく。きちんと準備ができているという安心感がよい睡眠にもつながり、自律神経を安定させる。 |
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