世界中で愛されるメニューを紹介する「世界の国民食」。
今号は世界各国の「米料理」をクローズアップ。
お米といえば日本のイメージが強いかもしれませんが、アジア各国はもとより、世界中には様々な米料理があり、それぞれの風土にあった調理法で親しまれています。
今回はスペイン、イタリア、インドの米料理をご紹介。
一番身近な食材「米」を使って、各国の味を再現してみましょう。
日本で最も有名なスペイン料理といえば「パエリア」。 米の芯までさまざまな具材の旨みと香りが染み渡ったその美味しさは格別!今回はパエリア発祥の地、バレンシアのパエリアに挑戦してみましょう。
中村 三樹雄さん
料理人歴32年のベテランシェフ。本場で味わった通り、“素材をシンプルに、ストレートに味わえる料理を提供すること”がモットー。
スペイン料理 TRES(トレス)
軽いタパスから本格的なスペイン料理まで幅広く楽しめる。看板メニューのパエリアは山海の幸が入ったバレンシア風(1.5人前2400円〜)のほか、イカ墨のパエリア、スペイン産ショートパスタのパエリアなどもある。
熊本市中央区上通町5-40長安寺イーストンビル3階
TEL.096-356-3909
営業時間.18:00〜23:30(O.S.23:00)
定休日.日曜休
※営業情報については、通常営業時の内容です。
店舗によって臨時休業、営業時間短縮など変更の場合がございますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
材料(2人前・26cmのフライパン使用)
玉ネギ(みじん切り) ……50g
ニンニク(みじん切り) ……小さじ1/2
鶏モモ肉(1口大) ……50g
イカ(1cm角) ……30g
アサリ貝 ……10~15粒
殻付き生有頭エビ ……2~5本
赤パプリカ(細切り) ……1/6個
インゲン(3〜4cm) ……5本
コンソメスープ ……500ml
ホールトマトをつぶしたもの(トマトジュースでも可) ……大さじ2
生米 ……1カップ
レモン(くし切り) ……適量
パセリ(みじん切り) ……適量
オリーブオイル ……大さじ2程度
白ワイン(もしくは日本酒) ……大さじ1
塩コショウ ……適量
作り方
【1】
具材をカットして下準備をしておく。お湯を沸かして固形ブイヨンを溶かし、コンソメスープをつくっておく。500mlの水に対して入れるブイヨンの量は、説明書きの半量にし、薄めに仕上げる(サフランを使いたい時はこの段階で入れておく)。
【2】
フライパンにオリーブオイルを加え、ニンニク、玉ネギを中火で炒める。
【3】
玉ネギが透き通り始めたら、鶏モモ肉とイカ、エビ、アサリ貝を加え中火でソテーする。白ワインを加え、貝が開いたら、エビと貝を取り出し、米を入れて軽く炒める。
【4】
米が油を吸い、透明感がでてきたらホールトマトとコンソメスープを加え、全体が煮立ったら弱火にし、塩コショウで味を調える。この時、決して混ぜず、しっかりと沸騰させたまま2〜3分放置する。
【5】
一度火からおろし、アルミホイルで鍋の表面を覆い、再び弱火で12分加熱する。エビとアサリ貝を鍋に戻し、インゲン、パプリカを乗せてアルミホイルでフタをし、さらに弱火に10分かける。おこげが好きな人はさらに1~3分火にかける。パセリをかけ、レモンを添える。
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