みんなが大好きなメニューを紹介する「あっぱれ!国民食」。
今号から、世界に広めたい、後世に伝えたい九州のソウルフードを取り上げます。
第1回目のテーマは「麺料理」。
メニューが生まれた背景や移り変わりを交えながら福岡、熊本、大分から3つの麺をご紹介します。
家庭で上手につくるコツをプロが伝授してくれました。
終戦直後の昭和20年、現在のJR小倉駅南口から徒歩数分の鳥町食堂街に「だるま堂」が開店。
当初、焼きそばをつくりたかったそうですが、食糧難で麺が手に入らなかったため、手元にあった乾麺のうどんで代用。苦肉の策から誕生したものの、そのモチモチとした食感が市民の間で人気となりました。その後「食を通しての町おこしがしたい」という思いから有志による「小倉焼うどん研究所」が誕生し、その普及活動を行っています。
〈 教えてくれる先生 〉
中山天志さん
有名日本料理店で経験を積み、同店へ。他ジャンル出身の先輩料理人たちとともに創作料理の開発に勤しんでいる。
和感折衷 あおやま(わかんせっちゅう)
小倉の中心街にある人気居酒屋。和・韓・洋食を折衷した創作料理がバラエティ豊かに揃う。個室も充実し、落ち着いた雰囲気の中、ゆったりと食事を楽しめる。
福岡県北九州市小倉北区魚町2-4-8 2・3階
TEL.093-383-9535
営業時間.11:00〜15:00/17:00〜24:00
定休日.不定休
※営業情報については、通常営業時の内容です。
店舗によって臨時休業、営業時間短縮など変更の場合がございますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
材料(1人前)
冷凍うどん麺 ……1玉
豚バラスライス ……50g
キャベツ ……60g
玉ネギ……中1/4個
【A】
ウスターソース ……大さじ3
マヨネーズ ……大さじ1
おろしニンニク……小さじ1
紅ショウガ ……適量
青ネギ ……適量
かつお節 ……適量
刻み海苔 ……適量
サラダ油 ……大さじ1
塩コショウ ……適量
作り方
【1】
豚肉とキャベツは一口大、玉ネギは5mm幅にスライスする。
【2】
冷凍うどんはザルとボウルを重ねたものに入れ、熱湯をかけてほぐす。
【3】
フライパンを熱してサラダ油を入れ、強火で豚肉を炒める。
【4】
肉に7割程度火が入ったらキャベツ、玉ネギを加え、塩コショウで味をととのえる。この間ずっと強火でOK。
【5】
野菜がしんなりしてきたら、【A】を加える。
【6】
うどんを加え、ソースを絡めるように炒める。炒めている内に少し全体にとろみがでてきたら器に盛る。紅ショウガを添え、青ネギ、かつお節、 刻み海苔を散らして完成。
【あわせて読みたい】
・ 世界に発信、国民食「太平燕」
・ 世界に発信、国民食 「別府冷麺」
・ サイドディッシュ①「一文字のぐるぐる」
・ サイドディッシュ②「ぬかみそ炊き」
・ サイドディッシュ③「りゅうきゅう」