九州発、世界に広めたい、後世に伝えたい、お国自慢のソウルフードをご紹介します。
今回は「肉料理」3品をピックアップ。
オリジナルの味を守り続ける人気店のプロが、コツやアレンジなどを交えながら家庭でも上手に作ることができる“秘伝のレシピ“を伝授してくれました。
熱々の鉄板に薄切り牛肉を乗せ、レモンとニンニクを効かせた醤油ベースのソースをかければ、ジューッと食欲をそそる音!レモンステーキは昭和30年代後半に佐世保でシェフをしていた東島紀孝・洋(「時代屋」初代オーナー)兄弟が考案した料理です。誕生のきっかけは「夏場にさっぱり食べられる肉料理を」とお客さまからリクエストされたこと。外国のお客さまがよく注文していた薄切り牛肉をサッと炙った「ワンミニッツステーキ」をヒントに、爽やかなレモンソースをプラスしたステーキを完成。今では佐世保の名物料理となりました。
〈 教えてくれる先生 〉
東島 寿明さん
時代屋の二代目で取締役営業本部長。父である初代オーナーシェフの味と想いを大事に受け継ぎながら、料理に取り組んでいる。
下町の洋食 時代屋
昭和61年創業。二代目の兄弟シェフが営む昔ながらの洋食店。スタッフの温かいおもてなしとともに、圧倒的な人気を誇るレモンステーキのほか、トロトロのビーフシチューなどが味わえる。
長崎県佐世保市吉福町172-1
TEL.0956-30-7040
営業時間.11:00~14:30(OS14:00)、17:00~21:30(OS21:00)
定休日.月曜(祝日の場合は翌日休)
※営業情報については、通常営業時の内容です。
店舗によって臨時休業、営業時間短縮など変更の場合がございますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
材料(1人前)

牛肉(焼肉用もしくはすき焼き用) ……100g
玉ネギ ……適量
レモンスライス ……1枚
あればクレソンなどの青味野菜
サラダ油 ……適量
[レモンソース]
すき焼きのタレ……100ml
水 ……40ml
砂糖 ……大さじ1
レモンスライス ……4枚
ニンニク ……2片
作り方
【1】
ニンニクをおろしておく。レモンソースの材料をすべて合わせ、よく混ぜておく。レモンは果汁がでるように、ギュッと絞っておく。


【2】
玉ネギをスライサーでスライスし、水に5分程度さらしておく。その後、水をしっかり切っておく。

【3】
牛肉は食べやすい大きさに切っておく。

【4】
サラダ油を適量入れ、強火にかける。鉄板全体から煙が上がってきたら、ペンチなど(なければ厚手の鍋つかみなど)で掴み、敷き板に乗せる。


【5】
用意していた牛肉を手早く鉄板にのせ、ソースを全体に回し入れる。

【6】
玉ネギとレモン、お好みで青味野菜を飾り付けて完成。食べる際に、肉を裏返して火を通す。


「時代屋」では、肉や野菜を食べ終わった後に、ご飯を入れてレモンソースとまぶしていただく食べ方をオススメしています。

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