肩の凝りがツラい時に肘浴が効果的!
肘から手先までをお湯に浸ける肘浴で、肩周りの筋肉の緊張をほぐし、肩こりが緩和することがわかっています。さらに、手は足よりも心臓に近いため、温まった血液が早く心臓に届き、体中を巡って早く体を温めてくれる効果も。わずかなスペースでできるため、冷えを感じたときに挑戦してみましょう。
寝付けない夜にはアロマ香る手浴を
人は眠るときに手足から熱を放出し、深部体温を下げます。よって、寝付けないときは、手足が冷えていることが多いのです。そこで、洗面器一つでできる手軽な手浴がおすすめ。42℃のお湯に、ラベンダーなど眠りを誘う香りのエッセンシャルオイルを2、3滴垂らすことで、より入眠モードに入りやすくなります。手首の上まで浸かりましょう。
足のむくみが気になる時は全身の血流を促す足浴を
女性は、女性ホルモンの影響でむくみやすく、冷房などによる冷えに悩まされることが多い。そんなときは足の疲れにも有効な足浴がおすすめです。むくみに有効なツボ、三陰交(内くるぶしの頂点から指4本分上)までしっかり温めましょう。体全体がポカポカと温まります。
シャワーと足浴を併用!ハイブリット入浴法
時短のシャワー浴でありながら、足元もしっかり温められる新入浴法。栓をした空の浴槽に入り、体や髪の毛を洗いながら、足元にお湯を溜めていけば、自然と足浴効果が得られます。シャワーだけの日よりも格段に代謝がアップします。
温水と冷水を交互に!血管収縮作用で簡単温活
温冷の刺激で血管が伸縮し、ポンプ機能作用が促進され血流がよくなる温冷交代浴。手軽な手法としておすすめなのは、浴槽のふちに腰をかけてお湯に足をつけ、その後にシャワーで冷水をかける方法。しつこい冷えにも効果テキメンです。
教えてくれたのは……
東京都市大学人間科学部教授
温泉療法専門医
早坂 信哉さん
医学分野の研究結果等をもとに、お風呂、温泉の正しい情報を発信。著書に『たった1℃が体を変える ほんとうに健康になる入浴法』など。
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