そんなバーチャル体験ができる「おうち de キャンプ」。
おすすめの場所は、リビングやベランダ、庭など。
やってみると災害時に必要なものがわかります。
気候も穏やかな秋、トライしてみませんか!?


博多あん・あんリーダー会
副会長 上野 直美さん
福岡市が地域や企業における防災リーダーを養成するために主催している「博多あん・あん塾」。その卒業生組織である「博多あん・あんリーダー会」のメンバー。子育ての経験を活かしながら、子どもたちや保護者に“楽しい防災”を提案している。

水道、電気、ガスが使えない…。「どうする!?」をみんなで考える
災害が起こって停電や断水になると、ふだん通りの生活ができなくなります。その時の選択肢として、“即、避難所に行く”、“家でライフラインが復旧するのを待つ”などがあると思いますが、いずれにしても、暗闇や不便な状況に慣れておくことは大切です。
実際に「おうち de キャンプ」を経験してみると、「ろうそくは倒れるから懐中電灯の方がいいね」、「床って思った以上に硬いね…」、「トイレどうする?」、「水ってこれくらい備蓄しとかないとね」、「こんな缶詰やレトルトがあったらいいね」、「冬だったらどうしよう…」など、いろいろな発見が。家族で考えることで、防災に対する意識も高まりますし、特に小さなお子さんたちにとっては、経験が大きな力に。ふだんの生活に防災を取り入れて、自分や家族を守る力を高めましょう。

◎電気・水道・ガスは使わない
◎家にあるもので工夫してみる
◎足りないもの、危ないところをチェックする
◎みんなで楽しく過ごす
【用意するもの】◎毛布など簡単な寝具/◎照明器具(懐中電灯やろうそくなど)
◎ストックしている水や食料/◎カセットコンロ など


●携帯トイレ今、100均などで気軽に手に入る携帯トイレ。電気がつかない災害時に、説明書を読んで、組み立てて…となると、とてももどかしく感じてしまうかも。一度試しておくのがおすすめです。 |
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●車中泊倒壊の心配もなく、プライバシーが守れ、状況に応じて移動でき、ペットもOKの車は、最も身近な避難場所。実際に熊本地震の際には、多くの人が車中泊を体験したそうです。しかし、トイレがない、スペースに限りがありエコノミー症候群になりやすい、暑さ・寒さが厳しいなど、デメリットもあるので、正しい知識を身につけておくことが大切です。 |
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