近場で、少人数で、開放的な空間で楽しむ。
そんなレジャーのスタイルが広がりつつあります。
今回の街歩きは、都心から気軽に行ける、自然豊かな久山町へのミニマムな日帰り旅のご紹介です。

周囲には田畑が広がり、背後にはこんもりと緑が茂る山。
木々の隙間からのぞく清流が運んでくる、ひんやりと心地いい風…。
福岡市内から車でわずか1時間程度。
のどかな山間の集落にたたずむ「里山マルシェ」には、毎週日曜日になると、珍しい野菜を求めてたくさんの人がやってきます。
①収穫したての立派な泥つきビーツ! ②そばに設置された手作りの看板が目印。
木組みのカウンターには、ほとんど見たことのない野菜の姿がありました。小ぶりで色鮮やかな「ペルリーナナス」、細長い体(?)をゆるりと曲げた「セルペンテ」。まだまだレアな「ビーツ」。どれもイタリアをはじめとする西洋野菜です。
農業を営む城戸勇也さんが、数々の西洋野菜を育てる「里山サポリ」。育てた野菜の多くはレストランなどに卸しますが、日曜日のみオープンする「里山マルシェ」では、それらの野菜を手軽に購入できます。
マルシェはいわゆる無人販売所。とはいえ、野菜には手描きの説明が添えられていたり、ブリキのバケツにきゅうりが無造作に入っていたり。おしゃれな雰囲気が印象的です。
「西洋野菜と言っても、日本の野菜と同じものも少なくありません。気候風土や収穫のタイミングの違いで、形や味わいが変わってくるんです。そこが面白いところですね」
かつてイタリアで暮らしていた城戸さんはそう言って笑います。
知る人ぞ知る「里山マルシェ」ですが、その人気は少しずつ高まり、今ではオープンと同時に次々に車でやってくるお客さんの姿が。
周囲に点在する里山サポリの畑では、農業を始めて4年目という城戸さんが丹精込めたいろいろな野菜が元気に育っています。

里山マルシェ
①色鮮やかな紫色がきれいな、ミニサイズのペルリーナナス。 ②そばを流れる清流が気持ちいい! ③マルシェの周囲には畑が点在。
④一つひとつおしゃれにラッピング。 ⑤元気な野菜にはいい土が欠かせません。 ⑥マルシェの近くには「車で付近を通る人を楽しませるために」とひまわり畑を作りました。
⑦きゅうりはブリキのバケツに無造作に。 ⑧オーナーの城戸勇也さん。里山マルシェ
福岡県糟屋郡久山町大字猪野91
TEL/090-8393-0357(里山サポリ)
営業時間/日曜13:00〜売り切れまで
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