緑のある暮らし

寄せ植えで楽しむ多肉植物
ぷっくりとした肉厚の葉や茎が印象的な多肉植物。ユニークな見た目と手入れのしやすさから、インテリアとしても人気です。

初心者におすすめな理由
・ 室内で育てられます。
・ 水やりの回数も少なく、手入れが簡単。
寄せ植えがおすすめな理由
・ 多肉植物は成長がゆっくり。寄せ植えの形が変わりにくく、そのままの状態を長く保てます。
・ 色や形が異なる多肉植物を組み合わせることで、自分好みのオリジナルの寄せ植えが作れます。

用意するもの
①多肉植物 ②鉢 ③鉢底ネット ④鉢底石 ⑤土(多肉植物やサボテン用の水はけのよいもの) ⑥珪酸塩白土(根の健やかな成長を助けます) ⑦肥料(栄養となるもの。緩効性のものがおすすめ) ⑧スコップなど ⑨軍手、ゴム手袋など ⑩デコレーション用の石
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STEP①
土が流れ出ないよう、鉢底の穴に鉢底ネットを置きます。
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STEP②
鉢底石を敷きます。鉢底石を敷くことで水はけが良くなり、根腐れを防ぎます。
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STEP③
鉢に土を入れます。
ポイント土には珪酸塩白土や肥料を混ぜておくと、長く健やかな状態を保つことができます。 -
STEP④
多肉植物の株を分けます。
ポイント細かく分けておくと寄せ植えをした時に隙間ができず、自然な仕上がりに。 -
STEP⑤
苗に付いている土を落としましょう。
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STEP⑥
土に植えます。
ポイント高さがあるものを中央に、小さい苗を周りに隙間なく詰めていくと、見栄え良く仕上がります。 -
STEP⑦
最後に土を足して、完成! お好みで、デコレーション用の土を乗せるのもおすすめです。
- 日当たりと風通しの良い場所に置きましょう。
- 屋外では雨の当たらないところに置きましょう。
- 水やりは表面の土が乾いたら湿らせる程度でOK。水をやり過ぎると根腐れしてしまいます。
※寄せ植えをしてから一週間は水やり不要です。
① 挿し芽
茎を切り、切り口を下にして土に挿しておくと、根が出て成長します。
② 葉挿し
葉を土の上に置くように軽く挿しておくだけで、小さな葉や根が出てきます。植え替えて育てましょう。
③ 株分け
苗を細かく分けて植え替えます。

使いながら育てるハーブ
ハーブは料理やお茶に使いながら育てられるのが大きな魅力。摘みたての新鮮なものは香りも格別です。

人気のハーブ
・ 料理には風味付けに使えるローズマリー、そのままでも食べられるバジルやイタリアンパセリなど。
・ 飲み物にはハーブティーにもカクテルにも使えるミント、甘みのあるステビアなど。
ハーブティーの入れ方
・ 洗って水気を切ったお好みのハーブをティーポットに入れ、熱湯を注ぎます。ふたをして2~3分置けば出来上がり。
育てやすくて使いやすい おすすめハーブ
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ローズマリー
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バジル
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イタリアンパセリ
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ミント
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ステビア
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買った苗は植え替えて育てましょう
ポットのままでは根が窮屈なので、一回り大きい鉢に植え替えましょう。いきなり大きい鉢に植えるのではなく、成長に合わせて徐々に大きいものに変えていきます。
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日当たりと風通し、水やりがポイント
置くのは日当たりと風通しの良い場所に。水は土の表面が乾いたらたっぷりやりましょう(上の5種類中、ローズマリーは乾燥した環境を好みます。水やりは土を湿らせる程度に)。
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使う時は枝からカットして
葉だけを摘むのではなく、はさみで枝から切って使いましょう。残った葉の根元から脇芽が出て、株が大きく育ちます。
種から育てるベビーリーフ
土に触れ、自分の手で育てた野菜を収穫し、採りたてを味わう。家庭菜園の醍醐味です。プランターでもOK!

ベビーリーフとは
・ 若く柔らかいうちに収穫した葉菜類の総称。
初心者におすすめな理由
・ 小さなスペースで栽培が可能です。
・ 芽が出て少しずつ成長する様子を観察できます。
・ 種をまいてから収穫まで2~3週間ほど。収穫までの期間が短いので、気軽に楽しめます。
用意するもの
●種 ●プランター(または鉢など) ●鉢底ネット ●鉢底石 ●土(野菜用)
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STEP①
好みの種を選びましょう。
ポイント数種類の種を混ぜた「ミックス」は育てやすいものが多く、おすすめ!
種まきの適期:春(3月~4月)、秋(9月下旬~11月) -
STEP②
鉢やプランターの底に鉢底ネットを置き、鉢底石を敷きます。
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STEP③
土を入れます。土は一般的な野菜用を使用。早いうちに摘んでしまうので、土が深くなくても問題ありません。
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STEP④
全体に水をまいて土を湿らせてから、種をまきます。 種はきれいに並べなくてもOK。指の間からぱらぱらと落として広げ、軽く土をかぶせましょう。
水と肥料をやりながら育てましょう

芽が出るまでは土が乾燥しないように。芽が出た後は表面の土が乾いたら水をやります。活力剤(①植える時や弱った時の回復剤)や液体肥料(②生育を促進する栄養となるもの)を与えると長く収穫が楽しめ、味も良くなります。使用方法は商品の注意書きを参照してください。

ミニトマト
夏野菜には育てやすいものが多く、中でもおすすめなのがミニトマトです。日の当たるところであればぐんぐん育ち、1苗で100個以上穫れることも少なくありません。種からも育てられますが、初めてなら苗植えが手軽です。植えるのに最適なのは4~5月。この頃にはさまざまな品種の苗が園芸店に並びます。

床嶋 秀夫さん
福岡県内に6店舗を展開する園芸専門店「平田ナーセリー」福岡西区小戸店VILLAGGIOスタッフ。店は自社農場で育てる花や野菜の苗から観葉植物、園芸用品までこだわりの品ぞろえで、イベントや教室も開催されています。