家庭用ガスコージェネレーションシステム
「ECO WILL(エコ ウィル)」を発売します

平成14年12月26日

 当社は、ガス発電・給湯暖房機「ECO WILL(エコ ウィル)」を、平成15年3月1日から販売いたします。
 これは、当社が大阪ガス株式会社(社長:野村明雄)、東邦ガス株式会社(社長:早川敏生)、株式会社ノーリツ(社長:竹下克彦)、株式会社長府製作所(社長:川上康男)と共同で開発したガスエンジンの排熱利用システムと、本田技研工業株式会社(社長:吉野浩行)が開発した1kWガスエンジンを組み合わせた、家庭用ガスコージェネレーションシステムです。

 コージェネレーションは、お客さまが電力をお使いになる場所で発電し、同時に発生する熱を有効に利用することにより、省エネルギーをはかる分散型エネルギーシステムです。
 当社はすでに、産業用、業務用の天然ガスコージェネレーションの普及促進に取り組んでおり、昭和63年の導入以降、当社管内で累計約3万7千kWを設置しています。

 今回開発した「ECO WILL」は、発電した電力を家庭内で使用するとともに、排熱を給湯や温水式床暖房、浴室暖房乾燥等に利用できる、エネルギー利用効率の高いものです。
 システムの発電効率は約20%で、約65%の排熱利用効率とあわせ、総合エネルギー効率は約85%となります。
これにより、平均的な住宅の熱需要の大半と電力需要の約40%を賄うことが可能です。


【 「ECO WILL」の特長 】

(1) 約12%の省エネルギーと低ランニングコストを実現
住宅内の電力と熱のエネルギー負荷パターンにあわせて運転するため、電力と熱を無駄なく利用できます。これにより一次エネルギー換算で、平均約12%※1の省エネルギーをはかることができます。また、一般家庭での光熱費は、年間約2万から3万円※2の節約効果が期待できます。

※試算条件:一戸建て住宅で、こんろ、給湯暖房機、温水式床暖房、浴室暖房乾燥機を使用
※1.「ECO WILL」で供給する電力と熱を、商用電力+ガス給湯暖房機で賄う場合との比較
※2.当社試算値。電力代+ガス代(選択約款料金「ホットメリット」または供給約款料金での比較)
 
(2) 二酸化炭素の排出量を約20%削減し、環境にやさしい
排熱の有効利用により、二酸化炭素の排出量を、一次エネルギー換算で約20%削減できます。
 
(3) 学習機能により最適な省エネルギー運転を実現
過去のエネルギー使用実績から最適な運転パターンを予測し、省エネルギー効果の高い時間帯に自動的に発電運転します。また、台所リモコンやふろリモコンで、発電している時間帯や毎日・毎月の発電量等を確認することができます(省エネルギーナビゲーション機能)。


 システム価格は未定、平成15年度は100台(平成15年3月分を含む)の販売を目標としています。

 当社は、住宅において標準設備となりつつあるガス温水式床暖房、浴室暖房乾燥等の温水暖冷房機器に「ECO WILL」を組み合わせて、快適な暮らしと省エネルギー・環境問題への取り組みが両立できるシステムとして、新築の一戸建て住宅を主なターゲットに、積極的な販売活動を展開してまいります。




■ ガス発電・給湯暖房機「ECO WILL」の仕様

【 ガスエンジン発電ユニット 】
使用燃料 天然ガス(都市ガス13A)
エンジン形式 163cc 4サイクル水冷単気筒OHV
発電出力 1kW
排熱出力(給湯能力) 3.25kW
電力方式 単相3線式 AC100/200V
発電効率 20%(LHV※1
排熱効率 65%(LHV※1
最大ガス消費量 5.0kW(LHV※1
サイズ(奥行×幅×高さ) 380mm×580mm×880mm
本体重量 81kg(運転時82kg)
騒音値 44dB(A)※2
耐久性 運転2万時間または10年
定期点検周期 運転6千時間または3年毎に1回
※1.LHV=低位発熱量
※2.GHPのJIS試験方法による無響室における測定値(大阪ガス測定)


【 排熱利用給湯暖房ユニット 】
貯湯温度 約70℃以上
貯湯槽容量 150リットル
暖房能力 14kW
システム給湯能力 24号相当(貯湯ありの場合)
最大ガス消費量 43.6kW(37,500kcal/時)
サイズ(奥行×幅×高さ) 400mm×700mm×1850mm
本体重量 約100kg(満水時約250kg)
排熱利用 給湯、床暖房、浴室暖房乾燥など
リモコン 省エネルギーナビゲーション機能搭載